ずかん
電柱の種類
コンクリート柱や鋼管柱など、街を支える柱そのものの違いを見ます。
11件の見出し語
電柱の種類
コンクリート柱
こんくりーとちゅう
街でいちばん見かける、灰色の丸い柱。これがコンクリート柱だよ。正しくは鉄筋コンクリート柱といって、中に鉄筋が入っていて丈夫なんだ。電線や変圧器、通信線、街路灯まで、いろんな設備をまとめて背負ってくれている街の働き者。でんチュンのお気に入りの止まり木でもあるよ。
電柱の種類
腕金
うでがね
電柱の上のほうで、横にすっと伸びている金属の棒。あれが腕金だよ。上にがいしを取り付けて、電線を柱から離しながら支える“電柱の腕”なんだ。メーカーの公開資料では配電用アームとも呼ばれているよ。電線の本数や引っぱられる向きに合わせて、付き方や本数は柱ごとにいろいろ。見比べると電柱の個性が見えてくるんだ。でんチュンのお気に入りの止まり木ポイントでもあるよ。
電柱の種類
支線
しせん
電柱から地面へ、斜めにぴんと張られたワイヤーを見たことあるかな。あれが支線だよ。電線は張られているだけで、柱を強い力で引っぱっている。だから電線の端(引き留められる場所)や曲がり角の柱は、放っておくと引っぱられる側へ傾いてしまうんだ。そこで反対側から支線で引っぱり返して、力のバランスを取っている。電力会社の公開資料では、電柱がたおれないようにするための設備として、地面とつなぐ支線のほかに、柱で支える「支柱」や、電柱同士をつなぐ「水平支線」も紹介されているよ。地面に近い部分には、目立つ黄色のカバー(支線ガード)が巻かれていることが多いんだ。電線を引き留める柱には耐張がいしが付いていることが多いから、「耐張がいし+支線」のセットを見つけたら、そこは電線に強く引っぱられている柱だと分かるよ。ところで、地面の近くだけカバーが付いているのはなぜだろう? 支線ガードは、歩く人や自転車が支線に気づきやすいように目立つ色で覆う防護カバーとして販売されているんだ。ワイヤーそのままだと細くて見えにくいから、うっかりぶつからないための目印というわけだね。似た黄色つながりでは、工事のあいだだけ電線にかぶせられる「防護管」という設備もあるけれど、あちらは電線用の一時的なカバーで、支線ガードはずっと付いている常設のカバー。くわしい違いは防護管のページで紹介しているよ。支線は電気を送るための線ではないけれど、電柱を支える大事な設備。ぶら下がったり、物をくくり付けたりせず、そっと見るだけにしてね。
電柱の種類
電柱の高さ・太さ・間隔
でんちゅうのたかさ・ふとさ・かんかく
電柱って、どれも同じ大きさに見えて、じつはいろいろなサイズがあるんだ。メーカーの公開情報では、1本もののコンクリートポールは全長6〜17mほどのラインナップで、上へ行くほど細くなる形。てっぺんの直径(末口径)は12〜22cmくらいなんだって。街の配電用では、全長約12mの柱が公開資料の例に使われているよ。そして意外と知られていないのが地面の下。倒れないように全長のおよそ6分の1を埋めるのが標準的とされていて、全長12mの柱なら約2mが土の中なんだ。柱に「12-19-5.0」のような数字が書かれていたら、それはサイズ表記で、最初の数字が全長(m)を表しているよ。電柱同士の間隔は基本およそ30mと紹介されているけれど、これも場所によっていろいろ。ちなみに、道路の上を通る電線には、低くなりすぎないように法令で高さの決まりがあるんだ。でんチュンのおすすめは、次の電柱まで何歩あるか数えてみること。街の距離の物差しになるよ。
電柱の種類
電柱の歴史
でんちゅうのれきし
電柱のご先祖さまは、木の柱なんだ。電気や通信が広まりはじめたころは木柱が普通で、そのあと丈夫で燃えにくいコンクリート柱や鋼管柱に少しずつ置きかわっていった。今でも場所によっては、木の電柱を見かけることがあるよ。そして北海道の函館には、現存する日本最古のコンクリート電柱が立っている。大正12年(1923年)10月、当時の函館水電(今の北海道電力)が建てたもので、火事の多い街だったことから、燃えないコンクリートの柱がつくられたと伝わっているんだ。断面が四角い角錐形で、底辺47cm・上辺19.5cm四方、高さは約10m。丸い柱が当たり前の今から見ると、かなり個性的な姿だよね。しかも100年を超えた今も現役で電線を支えているというから驚きなんだ。ちなみに最近は、電線を地下に埋めて電柱そのものをなくす「無電柱化」も進められているよ。いつもの電柱の風景も、じつは少しずつ歴史が動いている途中なのかもしれないね。
電柱の種類
電柱の英語
でんちゅうのえいご
電柱って、英語でなんて言うか知ってる? 和英辞典を引くと、代表的な訳語として utility pole(ユーティリティ・ポール)が挙げられているよ。電気や通信などの設備をまとめて支える“公共の柱”というニュアンスの言い方なんだ。そして面白いのは、国によって呼び方が変わること。英語の学習辞典では、telephone pole(テレフォン・ポール)は北米(アメリカなど)の英語、telegraph pole(テレグラフ・ポール)はイギリス英語と紹介されているんだ。telegraph は「電信・電報」のこと。日本語でも電柱を「電信柱」と呼ぶことがあるけれど、英語の呼び名にも通信の歴史が残っているなんて、ちょっと面白いよね。辞書にはほかに electric pole や power pole といった言い方も載っているよ。じゃあ、実際に英語で話したり書いたりするときは、どれを使えばいいんだろう? まずは、和英辞典で代表的な訳語として挙げられている utility pole を使うのが手堅い選び方だよ。そのうえで、アメリカの人と話すなら telephone pole、イギリスの人となら telegraph pole——と相手に合わせて言い換えられたら、かなりの電柱通だね。ちなみに、日本語の「電柱」と「電信柱」の呼び分けについては「電力柱・電信柱・共用柱」のページで詳しく紹介しているよ。海外の電柱にも、きっとでんチュンの仲間がとまっているはず。呼び名は違っても、止まり木は止まり木なんだ。
電柱の種類
電柱番号札
でんちゅうばんごうふだ
電柱の柱には、文字と数字が書かれた小さな札が付いているよ。これが電柱番号札。電柱1本1本に付けられた管理用の番号で、いわば“電柱の住所”なんだ。書き方は電力会社や通信会社によって違っていて、1本の柱に2枚並んでいることもある。そして大事なのがここから。切れた電線など危険なものを見つけて連絡するとき、近くの柱の番号を伝えると、場所がとても正確に伝わるんだ。東京電力パワーグリッドの公開ページでは、番号はその電柱固有のもので、同じものはひとつもないと紹介されている。だから番号さえ伝われば、管理している会社には柱の場所が正確にわかるんだ。住所がすぐに分からない道ばたでも、近くの電柱の札が心強い目印になるというわけだね。ふだんの散歩では、札に書かれた路線の名前や数字を読み比べてみるのも面白いよ。札は柱の持ち主を見分ける手がかりにもなって、その見分け方は「電力柱・電信柱・共用柱」のページで詳しく紹介しているんだ。でんチュンも自分の止まり木の番号、ちゃんと覚えてるよ。
電柱の種類
電力柱・電信柱・共用柱
でんりょくちゅう・でんしんちゅう・きょうようちゅう
ふだん「電柱」とひとくくりに呼ばれている柱、じつは持ち主と役目で呼び名が変わるんだ。東京電力パワーグリッドの公開ページでは、家庭に電気を届ける電線が架かり電力会社が所有する柱を電力柱、電話やケーブルテレビ、インターネット回線などの通信線を運び通信会社が所有する柱を電信柱、両方の線が架かる柱を共用柱と紹介しているよ。ここでひとつ大事なポイント。共用柱でも、柱そのものの持ち主はどちらか一方の会社なんだ。たとえば電力会社の柱に通信の線が乗せてもらっている、という形だね。電柱がまとめて「電信柱」と呼ばれがちなのは、歴史的に電信柱のほうが古いからだと説明されているんだ。じゃあ、目の前の柱がどれかはどうやって見分ける? 手がかりは柱に付いている電柱番号札だよ。番号札が1つならその札の会社が所有者。2枚並んでいる場合は、札の並び方で所有者がわかると紹介されているけれど、その並び方のルールは地域や会社によって違いがあるんだ。さらに同じ資料では、線の高さもおおまかに決まっていて、上の段が電力会社の線、下の段がNTTの線という順番なんだって。番号札と線の高さ——この2つをチェックすれば、キミも電柱の見分け名人だよ。実際に散歩で試すときの手順はこう。①柱に付いている電柱番号札を探す、②札が1枚ならその札の会社の柱、2枚並んでいたら電力と通信の共用柱、③上の段の電気の線と下の段の通信線を見比べる。この3ステップだけで、いつもの通学路や散歩道が、ちょっとした観察フィールドに変わるんだ。でんチュンはどの柱でも分けへだてなく止まるけどね。
電柱の種類
電柱の種類
でんちゅうのしゅるい
ひとくちに電柱といっても、じつは見分ける軸が2つあるんだ。1つめは“柱そのものの素材”。関西電力送配電の公開ページでは、街でよく見かける電柱はコンクリート柱だと紹介されていて、ほかに木材を使った木柱、せまくて資材を運ぶのが難しい場所に建てる組立鋼管柱(くみたてこうかんちゅう)があると説明されているよ。建てる場所がどんなところかを考えて、場所ごとに最適なものが使われているんだって。昔は木の柱が普通だったと伝わっていて、その移り変わりは「電柱の歴史」のページで話しているよ。2つめの軸は“柱に何が乗っているか”。電気の線が架かる電力柱、電話などの通信線を運ぶ電信柱、両方が乗る共用柱という呼び分けがあるんだ。こちらの見分け方は「電力柱・電信柱・共用柱」のページで詳しく紹介しているよ。素材で見るか、乗っているもので見るか——2つの軸を持って見上げると、同じに見えていた電柱がぐっと個性的に見えてくる。観察の順番は、まず柱を下から上へ見て素材をチェック、次に上に架かる線が電気か通信かをチェック、最後に柱の番号札で答え合わせ——という流れがおすすめだよ。ちなみに国土交通省の公開資料では、全国には約3,600万本の電柱が存在し、毎年数万本単位で増え続けている状況と紹介されているんだ。日本中どの道にも観察のチャンスがあるなんて、電柱の世界はなかなか奥が深いでしょ。でんチュンはどの種類の柱でも、腕金のあたりが特等席なんだ。
電柱の種類
鋼管柱
こうかんちゅう
金属の管でできた、すらっと細めの柱が鋼管柱だよ。コンクリート柱より軽くて細く見えるのが特徴で、道路照明や狭い場所、景観に配慮したい場所などで見かけることがあるんだ。表面がサビ止めで塗装されていたり、根元にカバーが付いていたりするよ。
電柱の種類
支柱
しちゅう
電柱にもう1本の柱が斜めに寄りかかっている——そんな光景を見たことないかな。あれが支柱だよ。役目は支線と同じで、電線に引っぱられる電柱がたおれないように、反対側から力のバランスを取ること。支線がワイヤーで地面と引っぱり合うのに対して、支柱は柱そのもので斜めに突っ張って支えるんだ。NTT東日本の公開資料でも「電柱を斜めに支えている柱」と紹介されているよ。道路や出入り口が近いなど、地面へワイヤーを張るスペースが取りにくい場所で選ばれることがある方式なんだ。ちなみに電力会社の公開資料では、地面とつなぐ支線や支柱のほかに、電柱と電柱をつなぐ「水平支線」という仲間も紹介されている。支線・支柱・水平支線——場所に合わせて支え方を変えているなんて、電柱もなかなかの工夫家だよね。でんチュンは斜めの支柱、すべり台みたいでちょっと好き。