安全メモ
電柱標識板をふくめ、電柱に取り付けられた設備には触れないでください。破れや外れかけに気づいたときは、近くの電柱番号札を控えて電力会社へ連絡してください。


でんチュンの解説
柱そのものに、ぐるりと縞模様のカバーが巻かれている電柱を見かけることがあるよね。あれが電柱標識板。電力会社の公開仕様書では、電柱の存在を車輌運転者や通行人などに認識させ、車輌等の接触あるいは衝突を防止する為に用いるもの、と説明されている。目印であって、柱を包む緩衝材ではないんだ。ここが「保護カバー」という呼び名とのズレだね。
付いているのは柱の下のほう、ちょうど車のライトが当たる高さ。表面は反射シートを縞形に貼ったもので、光が当たるとよく目立つよ。小さな突起がぽつぽつ並んでいることもあって、これは仕様書に貼紙防止機能と書かれている仕掛けなんだ。
公開仕様書には、もう少し細かい決まりも書かれているよ。標識板は「標識板本体」と「固定バンド」で構成され、最小直径22cm〜最大直径37cmの柱に支障なく取付けできること、とされている。反射シートの反射性能はJIS Z 9117(2011)の再帰性反射材に準拠。色は「黄色と黒」と思われがちだけれど、この仕様書では基板が灰色、反射シートが白色と黄色。メーカーの製品情報には黒い基板に黄色の反射材のものもあって、会社や仕様によって組み合わせがちがうんだよ。
ややこしいのは、街で「黄色いカバー」と呼ばれるものが1つではないこと。柱そのものに巻く電柱標識板と、斜めのワイヤーに被さる支線ガードは常設。電線にかぶせる防護管は工事のあいだだけの一時的なもの。柱の面を上がるケーブルには、共架の基準の図にケーブル立上り防護カバー等や亜鉛メッキ鋼管が描かれている。建替工事で柱の頭部に巻く「電柱用防護シート」も、また別のものだよ。どれも黄色っぽく見えることがあるけれど、付いている相手がちがうんだ。
標識板は触ったり外したりするものではないよ。仕様書にも、一度取付けした後は容易に取外しができないこと、と書かれているくらいなんだ。貼紙防止の突起があるとおり、掲示物を貼るためのものでもないよ。破れや外れかけを見つけたら、近くの電柱番号札を控えて電力会社へ連絡してね。
でんチュンが夜でも自分の止まり木を見つけられるのは、この縞のおかげなんだ。
図解
見分けるヒント
- 柱の下のほうに巻かれた縞模様は、車や通行人に柱の存在を知らせるための標識板
- 表面の小さな突起は、仕様書で貼紙防止機能と説明されている仕掛け
- 公開仕様書では最小直径22cm〜最大直径37cmの柱に取付けできることとされている
- 同じ「黄色いカバー」でも、柱・支線・電線ではまったく別の部品
よくある質問
電柱に巻いてある黄色いカバーは何のためにあるの?
柱そのものに巻かれているものなら、電柱標識板の可能性が高いよ。電力会社の公開仕様書では、電柱の存在を車輌運転者や通行人などに認識させ、車輌等の接触あるいは衝突を防止する為に用いると説明されているんだ。斜めのワイヤーに被さっているなら支線ガード、電線にかぶさっているなら工事のあいだだけの防護管で、それぞれ別の部品だよ。
電柱標識板は全部の電柱に付いているの?
公開仕様書の適用範囲には「主として市街地等の架空配電線路の電柱に取付けて」と書かれているよ。どの柱に取り付けるかは会社や場所によってちがうから、付いている柱と付いていない柱があるんだ。
電柱標識板の色は黄色と黒で決まっているの?
決まってはいないよ。電力会社の公開仕様書では基板が灰色、反射シートが白色と黄色とされていて、メーカーの製品情報には黒い基板に黄色の反射材のものもある。会社や仕様によって組み合わせがちがうんだ。
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