よみもの

でんチュンの世界の電柱たび

やあ、ぼくでんチュン。スズメのなかまはね、世界のいろんな街で暮らしている鳥なんだって。 日本の電柱をおうちにしているぼくのところにも、ときどき「こっちの街には電柱がないよ」なんて、 びっくりするような話がとどくんだ。

このシリーズは、そんな世界のなかまのところへ、電柱と電気の風景を見に行く旅の読み物だよ。 電線が空を横切らない街、地面の下を電気が通る街、日本とそっくりな電柱が立つ街—— 同じ「電気を届ける」でも、国がちがえば景色もしくみもちがうんだ。

旅といっても、ぼくがほんとうに飛んでいくわけじゃなくて、公開されている資料をたよりにした誌上の旅。 紹介する数字や事実は、各記事のおわりに載せた公的機関などの公開情報にもとづいているよ。 それじゃあ、いっしょに出発しよう!

でんチュン(電柱に住むスズメ)があいさつしているイラスト

旅の記事一覧

なぜ日本は電柱だらけ? — 世界の無電柱化くらべ

ロンドンやパリ、香港、シンガポールなど世界の主要都市では無電柱化がおおむね完成しているとされる一方、日本の無電柱化率は東京23区で8%、大阪市で6%(2019年度末時点)。日本に電柱が多い歴史的な理由、地中化のコスト、無電柱化のメリットと課題、電柱がない街の変圧器(地上機器)の話まで、国土交通省や国立国会図書館の公開資料をもとに整理します。

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世界の電柱くらべ — 木の柱の国、コンクリートの国

日本の街で見かける電柱の主役はコンクリート柱。いっぽう北米では、約1億5,000万本の木の電柱が使われていると推定されると北米木材電柱協議会(NAWPC)の公式サイトで紹介されています。日本の約3,600万本との規模くらべ、木の電柱が70年以上使えるとされる理由、電柱が見えない街、台湾・韓国の配電網の姿まで、国内外の公的機関・電力会社・業界団体の公開情報をもとに世界の電柱をくらべます。

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停電は英語でなんて言う? — blackout・outage・power cut

停電は英語で power outage(アメリカで一般的)、イギリスでは power cut、大きな停電は blackout。2018年の北海道全域停電が「ブラックアウト」と呼ばれた話まで、英語の辞書と電力会社の英語ページをもとに使い分けを整理します。

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50Hzと60Hz — 日本の電気がふたつに分かれているわけ

日本の電気は、新潟県の糸魚川と静岡県の富士川のあたりを境に、東が50Hz・西が60Hzに分かれています。明治時代の発電機輸入に始まる歴史、いま統一できない理由、世界の周波数・電圧とのくらべまで、公式の公開情報をもとに整理します。

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無電柱化は災害に強い?弱い? — 台風・地震・水害をめぐる旅

「無電柱化は災害に強い」と言われる一方で、その答えは災害の種類によって変わります。台風・強風では地中線は倒木や飛来物による被害を受けにくく、阪神・淡路大震災では地中線の被害率が架空線より低かったというデータがある一方、水害には弱く、被災箇所の確認や復旧に時間がかかる面も。国土交通省・資源エネルギー庁・国立国会図書館の公開資料をもとに、台風・地震・水害それぞれの強い面と課題を両論で整理します。

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日本の電柱をもっと知りたくなったら

世界の景色とくらべると、いつもの街の電柱もちがって見えてくるよ。柱の種類や電線・機器の名前は電柱図鑑で、観察の楽しみかたは電柱観察ガイドで紹介しているんだ。