支線ガード

しせんがーど / 支線カバー・電柱 支線カバー・支線の黄色いカバー・支線用防護カバー・支線の黄色い筒

安全メモ

支線ガードは支線の位置を知らせるための設備です。寄りかかったり、ぶら下がったり、自転車などをくくり付けたりしないでください。外れかけているのを見つけたときは、近くの電柱番号札を控えて電力会社へ連絡してください。

でんチュン(電柱に住むスズメ)が安全を呼びかけているイラスト
でんチュンの顔アイコン

でんチュンの解説

電柱から地面へ斜めに張られたワイヤーに、黄色い筒が被さっているのを見たことあるかな。あれが支線ガードだよ。中の支線は細い鋼のより線で、遠目にはとても見えにくい。そこへ被せるカバーで、メーカーの製品情報では「支線の標識及び防護の為に使用します」「支線の所在を表示し、支線の保護と支線による公衆災害を防止するために使用します」と説明されている。見せることと守ることの、二役をこなす部品なんだ。

見た目はまっすぐな黄色い筒。付いているのは支線の地面に近い側だけで、上のほうには被さっていないことが多いよ。メーカーの公開情報では、表面が黄色・内面が黒色の二重構造とされていて、直径がφ67mm、1本の長さが2mという製品が公開されている。電力会社ごとの規格品もあるんだ。

電力会社が公開している共架の基準の図にも、支線ガードは描かれているよ。東京電力パワーグリッドの「支線・支柱の取付方法」の図にも、関西電力送配電の「支線の取付方法」の図にも、玉碍子・鋼より線・アンカーと並んで支線ガードがあり、支線の下部の区間に2.5mと注記されている。気をつけたいのは、この2.5mと、製品1本の長さの2mは別の話だということ。図の注記は施設のしかたを示すもので、カバー1本の寸法ではないんだ。

どうして地面の近くだけ黄色いのかというと、人や自転車がぶつかりそうな高さを覆えば「公衆災害の防止」という目的を果たせるからだね。もっと上のほうには、電気を通しにくくするための玉碍子が入っている区間があるよ。

同じ黄色でも、電柱まわりの部品はいろいろあるんだ。柱そのものに巻かれた縞模様は電柱標識板、電線にかぶさっているのは工事のあいだだけの防護管。黄色ければ同じ部品、というわけではないよ。

支線ガードは支線を目立たせるための設備で、寄りかかってよい手すりではないよ。ぶら下がったり、自転車をくくり付けたりしないでね。外れかけているのを見つけたときは、近くの電柱番号札を控えて電力会社へ連絡してね。

黄色は「ここにいるよ」の合図。でんチュンも、斜めの線に近づくときはこの黄色い筒を目印にしているんだ。

図解

支線ガードの図解。電柱から地面へ斜めに張られた支線を描き、その地面に近い側だけに黄色い筒が被さっているようすを示している。支線の上のほうには玉碍子を小さく描き、黄色い筒の横には歩く人のすがたを添えて、通る人や自転車に支線の位置を知らせる部品であることを表している。右上にはカバーの輪切りの断面図があり、外側が黄色、内側が黒色、中心が鋼より線の三重の同心円で二重構造を示している。右下の枠に、電力会社の基準図で支線の下部に注記されている2.5mと、メーカーが公開する製品1本の長さ2mは別の数値であることを並べて書いている。下の帯に、メーカーの公開情報では「支線の標識及び防護の為に使用します」と説明されていることを添えている。
出典: 電柱図鑑オリジナル図解(公開情報をもとに作成)

見分けるヒント

  • 支線は細くて見えにくいので、黄色い筒を被せて「ここにあるよ」と知らせている
  • メーカーの公開情報では、表面が黄色・内面が黒色の二重構造とされている
  • 電力会社の基準図では、支線の下部の区間に2.5mと注記されている
  • 柱に巻く電柱標識板や、電線にかぶせる防護管とは別の部品

よくある質問

電柱の支線カバー(支線ガード)は何のためにあるの?

メーカーの製品情報では「支線の標識及び防護の為に使用します」「電柱の支線に取付けて支線の所在を表示し、支線の保護と支線による公衆災害を防止するために使用します」と説明されているよ。支線は細い鋼のより線で見えにくいから、黄色い筒で位置を知らせて、ぶつかる事故を防いでいるんだ。

どうして支線の地面に近いところだけ黄色いの?

人や自転車がぶつかりそうな高さを覆えば、メーカーのいう「公衆災害の防止」という目的を果たせるからだね。電力会社が公開している共架の基準図でも、支線ガードは支線の下部に描かれていて、その区間に2.5mと注記されているよ。

支線ガードと防護管はどう違うの?

覆っているものと、付いている期間がちがうよ。支線ガードは電柱を支える支線に被せる常設のカバー。防護管は電線にかぶせるもので、工事のあいだだけ付けられる一時的なカバーなんだ。どちらも黄色いことがあるけれど、別の部品だよ。

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