安全メモ
高圧線には 6,600V の電気が流れています。棒・釣りざお・凧・ドローンを近づけない、電線に触れた木の枝を自分で切らない、垂れ下がった線や切れた線には近づかないでください。


でんチュンの解説
「高圧線」は、ふだんの会話で使われる言い方だよ。法令のほうには「高圧」という区分が数字で決まっているんだ。電気設備に関する技術基準を定める省令の第2条は、電圧を低圧・高圧・特別高圧の三種に分けていて、低圧は直流750V以下・交流600V以下のもの、高圧は直流750Vを、交流600Vを超え、7,000V以下のもの、特別高圧は7,000Vを超えるもの、としている。つまり交流なら、600Vを超えて7,000Vまでが「高圧」なんだ。
街で見上げる高圧線は 6,600V。電力会社の公開ページでは、高圧配電線は「電柱の高い位置に、主に横並びに3本通っている電線。6600Vの電気を運ぶ」と説明されている。同じ会社のよくあるご質問では、供給する電気の電圧として低圧 101±6V・202±20V、高圧 6,000〜6,900V、特別高圧 20,000〜23,000V と 30,000〜34,500V が公開されているよ。
電柱での見分け方は3つ。1つめは高さで、上が高圧、下が低圧。2つめは並び方で、高圧は主に横並び3本、低圧は主に縦並び3本。3つめは支えている部品で、高圧は腕金の上に立つがいし、低圧は柱に付いたはしご形の低圧ラックと低圧引留がいし。がいしを見れば、線の身分が分かるんだ。
上と下のあいだにあるのが柱上変圧器。電力会社の説明では「6600Vの高圧の電気を100Vまたは200Vの低圧に変える装置」とされている。1本の柱の上と下で、電圧が何十分の一にも変わっていると思うと、見上げ方が変わるね。
鉄塔の線は「高圧」ではないよ。7,000Vを超えるものは特別高圧という区分になる。鉄塔の送電線はこちらのことが多いんだ。会話では「高圧線の鉄塔」と言われることもあるけれど、法令の区分では別もの。送電線のくわしい話は、図鑑の「送電線」のページで紹介しているよ。
高さにも決まりがあるよ。「電気設備の技術基準の解釈」の第68条の表では、低圧架空電線または高圧架空電線の高さは、道路を横断する場合は路面上6m以上、鉄道または軌道を横断する場合はレール面上5.5m以上、それ以外は原則として地表上5m以上(低圧架空電線を道路以外の場所に施設する場合は4m以上)とされている。家に入っていく引込線は、これとは別の条文で決まっているんだ。
高圧でも低圧でも、電線には絶対に触れない・近づけない。棒や釣りざお、凧やドローンも近づけないでね。切れた線・垂れ下がった線を見つけたときは、離れた場所から電力会社へ連絡してね。
上の線と下の線は、ぜんぜん身分がちがうんだ。でんチュンはどっちにも用がないから、上から眺めるだけ。
図解
見分けるヒント
- 法令の区分では、交流600Vを超え7,000V以下が「高圧」
- 街の高圧配電線は 6,600V で、電柱の高い位置に主に横並び3本
- 鉄塔の送電線は 7,000V 超=「特別高圧」で、高圧とは別の区分
- 高圧でも低圧でも、電線には触れない・近づけない
よくある質問
高圧線は何ボルトですか?
法令の区分では、交流なら600Vを超えて7,000V以下が「高圧」だよ。電気設備に関する技術基準を定める省令の第2条が、電圧を低圧・高圧・特別高圧の三種に分けていて、低圧は直流750V以下・交流600V以下、高圧は直流750Vを、交流600Vを超え、7,000V以下、特別高圧は7,000Vを超えるもの、としているんだ。街の電柱の高い位置を走る高圧配電線は、電力会社の公開ページで 6600V と説明されているよ。
電柱の上の線と下の線は何が違うの?
高さ・並び方・支えている部品の3つで見分けられるよ。上が高圧、下が低圧。高圧は主に横並び3本、低圧は主に縦並び3本。高圧は腕金の上に立つがいしが、低圧は柱に付いたはしご形の低圧ラックと低圧引留がいしが支えている。あいだにある柱上変圧器が、電力会社の説明では「6600Vの高圧の電気を100Vまたは200Vの低圧に変える装置」とされているんだ。
鉄塔の送電線も高圧線ですか?
法令の区分では別ものだよ。7,000Vを超えるものは「特別高圧」という区分になっていて、鉄塔の送電線はこちらのことが多いんだ。会話で「高圧線の鉄塔」と言うのはよくある言い方だけれど、図鑑の中では区分を分けて呼んでいるよ。送電線のくわしい話は「送電線」のページで紹介しているね。
関連する項目
くわしい読みもの
参考にした公開情報
街で見つけたら記録しよう
見つけるのは、はなれて見上げるだけでOK