
でんチュンの解説
電柱の上のほうにある、灰色の丸い缶みたいな設備。これが柱上変圧器、みんなが「トランス」と呼ぶやつだよ。電柱を通る配電線の電気は6,600ボルトもあって、そのままだと家の機器には強すぎる。柱上変圧器は、これを家庭やお店で使える100ボルト・200ボルトまで下げてくれる係なんだ。住宅街の電柱でいちばん目立つ大きな機器で、でんチュンもよく上から眺めてるよ。「電柱の上にある箱みたいなもの、あれ何だろう?」と思ったことがあったら、その正体はたいていこの柱上変圧器なんだ。よく見ると、付いている柱と付いていない柱があるよね。変圧器は1台で近くの数軒〜十数軒分をまとめて受け持つから、すべての柱には付いていない。だから住宅街を歩きながら「次のトランスはどの柱かな?」と探すのが、でんチュンおすすめの観察ポイントだよ。見つけたら、そこから家々へ伸びる細い引込線もたどってみて。電気事業連合会の公開ページによると、発電所を出た電気は変電所で少しずつ電圧を下げながら旅をしてきて、最後のひと下げを受け持つのがこの柱上変圧器なんだって。6,600ボルトの電気がここで100・200ボルトになり、引込線で家に届く——電気の旅のゴール直前の、大事な中継地点というわけだね。まわりに付いているカットアウトや避雷器などの小さな機器たちも、この図鑑で紹介しているから、トランスを見つけたらセットで観察してみてね。
図解
実際のようす

見分けるヒント
- 灰色〜銀色の円筒形で、電柱の上部にぶら下がっている
- 住宅街の電柱でいちばん大きくて目立つ機器
- ここから家々へ細い電線(引込線)が伸びていることが多い
よくある質問
電柱の上にある箱みたいなものは何?
灰色の丸い缶みたいな形なら、たいてい柱上変圧器(トランス)だよ。配電線の6,600ボルトの電気を、家庭で使える100・200ボルトに下げる機器なんだ。四角い箱型の機器は、柱上開閉器など別の仲間のこともあるよ。
電柱ごとに付いていないのはなぜ?
1台で近くの数軒〜十数軒分をまとめて受け持つから、すべての電柱にあるわけじゃないんだ。
変圧器が付いていない電柱の家には、どうやって電気が届くの?
近くの柱の変圧器で100・200ボルトに下げられた電気が、低圧配電線と引込線を通って届くんだ。変圧器は1台で数軒〜十数軒分を受け持つから、どの家もどこかのトランスのお世話になっているんだよ。
近くで「ブーン」という音がするけど大丈夫?
変圧器はわずかにうなり音を出すことがあるよ。ただ、いつもと違う大きな音や焦げた匂い・破損が見えたら、近づかず電力会社へ連絡してね。
関連する項目
参考にした公開情報
- 電気事業連合会「電気が伝わる経路」(外部リンク・新しいタブで開きます)
- 各電力会社の配電のしくみ解説(公開ページ)
街で見つけたら記録しよう
見つけるのは、はなれて見上げるだけでOK