変電所

へんでんしょ / 変電所とは・変電所の役割・変電所の設備・変電所の種類・屋外変電所・屋内変電所・地下変電所

安全メモ

公益社団法人 日本電気技術者協会は、電気設備技術基準の解釈で、屋外の発電所等に「さく、へいの施設」や出入り口への立ち入り禁止の表示が挙げられていると解説しています。「立入禁止」の掲示に従い、柵や塀によじ登らず、敷地にも入らず、外から見てください。九州電力送配電は「鉄塔や電柱に登ったり、変電所への立入りはやめてください」と呼びかけていて、これらの設備は触らなくても近づくだけで感電するおそれがあると案内しています。関西電力送配電は「タコ上げやラジコン飛行機遊びなどは、必ず電線のない所でしましょう」と案内しています。

でんチュン(電柱に住むスズメ)が安全を呼びかけているイラスト
でんチュンの顔アイコン

でんチュンの解説

鉄塔の線を目で追っていくと、柵で囲まれた四角い施設にたどり着くことがあるよ。あれが変電所だよ。関西電力送配電も中部電力も、変電所は電気の電圧を変える場所だと説明しているんだ。でも、仕事はそれだけじゃないよ。関西電力送配電は、電気の送り先をふり分けること、事故が起きた部分を切りはなして送電することも大切な役割に挙げているんだ。電圧の階段であり、道を分ける交差点でもあるんだね。関西電力送配電は、発電所から50万ボルトや27万5千ボルトという高い電圧で送られてきた電気を、一次変電所、二次変電所、配電用変電所などで少しずつ電圧を下げていくと案内しているよ。中の機器にもそれぞれ名前があるけれど、柵の外から実物のどれがどれかを言い当てるのはむずかしいんだ。機器あてっこじゃなく、線が入ってくる向きと出ていく向きを数えてみてね。中部電力の「変電所の種類」では屋外変電所・屋内変電所・地下変電所が紹介されていて、都心部ではビルや都市公園などの下に地下変電所を建てると説明されているよ。街を歩いても見つからない変電所もあるんだ。

図解

柵の外から見た変電所の図。手前に金網フェンスと「立入禁止」の表示板を図の全幅に通し、フェンスの手前にでんチュンを置いて、視点が敷地の外であることを示している。奥には屋外変電所を模式で描き、機器に「変圧器(電圧を変換する)」「遮断器(電気を遮断する)」「断路器(点検の際に電気回路を切る)」「避雷器(落雷時の異常電圧を抑制する)」「計器用変成器(測定のため電圧・電流を変換する)」の五つの名札を付けている。図の下辺には、各社の公開説明にもとづく模式図であり、柵の外から機器を一つずつ見分ける方法を説明した公開資料は確認できていないと注記する。右側には屋外・屋内・地下の三すがたのミニ図を置く。
出典: 電柱図鑑オリジナル図解(公開情報をもとに作成)

見分けるヒント

  • 役割は「電圧を変える」だけではない。関西電力送配電は、電気の送り先をふり分けること、事故が起きた部分を切りはなして送電することも役割に挙げている。中部電力は、電圧を高くする・使いやすい電圧にする・集めて分配する・故障した個所を切り離す、の四つを挙げている
  • すがたは三つ。中部電力の「変電所の種類」では、屋外変電所(変電所の多くはこれ)、屋内変電所(周辺環境との景観の調和もとりやすく、屋外変電所よりも狭い敷地面積で建てられる)、地下変電所(都心部でビルや都市公園などの下に建てる)が紹介されている
  • 観察は「線の入口と出口」を数えること。中国電力ネットワークは変圧器・遮断器・断路器・避雷器・計器用変成器がどんな装置かを説明している。機器あてではなく、入っていく線と出ていく線の本数や向きを柵の外から眺めてみてね

よくある質問

変電所の中には、どんな機械があるの?

電圧や電気の流れをあつかう機械がならんでいるよ。中国電力ネットワークは、変圧器を電圧を変換する装置、遮断器を電気を遮断する装置、断路器を修理や点検のときに電気回路を切る装置、避雷器を落雷時の異常電圧を抑制する機器だと説明しているんだ。ただ、柵の外から実物のどれがどれかを言い当てるのはむずかしいから、名前だけ覚えておいて、線が入ってくる向きと出ていく向きを眺めてみてね。

発電所と変電所は、何がちがうの?

電気をつくる所と、電圧を変える所のちがいだよ。九州電力送配電の電力系統の説明では、発電所、基幹送電線、変電所、ローカル送電線、配電用変電所、配電線という順で電気が流れると案内されているんだ。どちらも柵の外から見るだけにしてね。

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参考にした公開情報

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