架空地線

かくうちせん

最終更新

ひと目でわかる架空地線

架空地線は、送電鉄塔や電柱のいちばん高いところに張られ、架空送電線などへ雷が落ちないようにする避雷針の役割を持つ線です。

どこにある?
鉄塔・送電線
図解の要点
鉄塔のいちばん上を渡る架空地線(1条と2条)と、その下のがいしから下がる送電線、電柱のてっぺんの架空地線を並べ、光ファイバ入り(OPGW)の断面も添えた図。

安全メモ

九州電力送配電は、送電線や配電線、変電所の電気設備には非常に高い電圧の電気が流れていて、触らなくても近づくだけで感電するおそれがあると案内しています。鉄塔や電柱には登らず、敷地にも入らず、柵の外や道の上から見上げてください。関西電力送配電は「タコ上げやラジコン飛行機遊びなどは、必ず電線のない所でしましょう」と案内しています。

でんチュン(電柱に住むスズメ)が安全を呼びかけているイラスト
でんチュンの顔アイコン

でんチュンの解説

鉄塔のいちばん高いところを通っている線。あれが架空地線だよ(線路によっては張られていないこともあるんだ)。関西電力送配電は、架空送電線へ雷が落ちないようにする避雷針の役割があると案内しているんだ。公益社団法人 日本電気技術者協会も、塔頂に架空地線を設置して送電線を遮へいし、鉄塔を通じて雷電圧を大地に放電していると説明しているよ。見分け方は、通っている高さだよ。いちばん高いところを渡っているのが架空地線で、その下でがいしにつながれて支えられているのが電気を送る送電線だよ。中部電力は、架空送電は鉄塔・電線・がいしでできていて、がいしは送電線・配電線などの電線と鉄塔・電柱とを絶縁するためのもので、高い絶縁能力と大きな強度が必要だと説明しているんだ(支え方は会社や線路で違うこともあるよ)。本数も数えてみて。日本電気技術者協会は、一般には1条布設し、高電圧主要送電線では遮へい効果を上げるため2条布設すると説明しているよ(目安で、会社や線路で違うんだ)。中に光ファイバが入った子もいて、電線総合技術センターはOPGWを、雷から送電線を守りながら光通信の役割も担うと紹介しているよ。架空地線がいるのは鉄塔だけじゃないよ。関西電力送配電は、配電の説明で架空地線を、電柱のてっぺんに設置されていて避雷針の役割を持つ設備だと案内しているんだ(すべての電柱にあるとは限らないよ)。名前が似ているけれど、接地線は図鑑でべつに立てているよ。くわしくは図鑑の「接地線」を見てね。

図解

出典: 電柱図鑑オリジナル図解(公開情報をもとに作成)

見分けるヒント

  • 場所はいちばん上。公益社団法人 日本電気技術者協会は「塔頂に架空地線を設置して送電線を遮へいし、鉄塔を通じて雷電圧を大地に放電している」と説明している(すべての鉄塔・線路にあるとは限らないよ)
  • 見分けは「いちばん上を渡っているか、その下にがいしで下がっているか」。中部電力は、がいしは送電線・配電線などの電線と鉄塔・電柱とを絶縁するためのもので、高い絶縁能力と大きな強度が必要だと説明している(取り付け方は会社や線路で違うこともある)
  • 観察は本数を数えること。日本電気技術者協会は、一般には1条布設し、高電圧主要送電線では遮へい効果を上げるため2条布設すると説明している。1本か2本か、いちばん上を見上げて数えてみてね(目安。会社や線路で違うこともあるよ)

よくある質問

架空地線と送電線は、何がちがうの?

はたらきが違うんだ。関西電力送配電は、鉄塔には送電線だけではなく架空地線やがいしなどの設備が付けられていると案内しているよ。電気を届けるのが送電線で、その線に雷が落ちないようにするのが架空地線。いちばん上を通っているほうが架空地線、というのが見分けの目安だよ。

架空地線に雷が落ちたら、どうなるの?

受けとめて地面へ流すようにつくられているんだ。公益社団法人 日本電気技術者協会は、塔頂の架空地線で送電線を遮へいし、鉄塔を通じて雷電圧を大地に放電していると説明しているよ。それでも停電が起きないとは限らないから、雷の日は鉄塔や電線の下に近づかないでね。

関連する項目

くわしい読みもの

参考にした公開情報

街で見つけたら記録しよう

見つけるのは、はなれて見上げるだけでOK