鉄塔・送電マニア級

懸垂がいし

けんすいがいし

最終更新

ひと目でわかる懸垂がいし

懸垂がいしは、鉄塔の腕から電線へお皿を重ねたように連なって付き、架空送電線から鉄塔に電気が流れないようにする絶縁のための部品です。

どこにある?
鉄塔・送電線
別名
懸垂碍子
図解の要点
6万6千〜50万ボルトの懸垂がいし連を並べて電圧が高いほど個数が多く長くなることを示し、目安が当てはまらない長幹がいしと電柱のピンがいしを別枠で置いた比較図。

安全メモ

九州電力送配電は、送電線や配電線、変電所の電気設備には非常に高い電圧の電気が流れていて、触らなくても近づくだけで感電するおそれがあると案内しています。鉄塔には登らず、敷地にも入らず、柵の外から見てください。関西電力送配電は「タコ上げやラジコン飛行機遊びなどは、必ず電線のない所でしましょう」と案内しています。

でんチュン(電柱に住むスズメ)が安全を呼びかけているイラスト
でんチュンの顔アイコン

でんチュンの解説

鉄塔の腕から電線へ、お皿を何枚も重ねたように縦につながっているのが懸垂がいし。電柱についているピンがいしが配電線のためのものなのに対して、こっちは鉄塔で送電線を絶縁するためのものなんだ。厚生労働省 青森労働局の資料にも、一般配電線ではピンがいし等が使用されていると書かれているよ。関西電力送配電の「おくりんの電気教室」では、架空送電線から鉄塔に電気が流れないようにする役割だと説明されていて、電圧が大きくなるにつれてがいしの数が多くなるので、がいしの数で送電線の電圧を見分けることができると案内されているよ。厚生労働省 青森労働局が公開している資料には、参考として6万6千ボルトで5〜8個、15万4千ボルトで10〜14個、50万ボルトで35個という表が載っているんだ。ただしこれは一例。環境省の報告書では、個数は内部過電圧や汚損区分などから総合的に判断して決まると説明されているよ。さっきの厚生労働省 青森労働局の表でも、6,600ボルト(高圧)の行には、鉄道会社では懸垂がいし2個のところもあると書き添えられているんだ。棒のような形をした長幹がいしが付いていることもあるよ。厚生労働省 青森労働局の資料でも、長幹がいしが付いている場合は電圧の確認が必要だと書き添えられているんだ。つまり、がいしの枚数を数える目安は、この形には使えないということ。見た目で決めつけずに、うんと離れた場所から眺めて楽しんでね。

図解

出典: 電柱図鑑オリジナル図解(公開情報をもとに作成)

見分けるヒント

  • 電柱についているピンがいしは配電線用、鉄塔からぶら下がる連なりは送電線用。厚生労働省 青森労働局の資料には、一般配電線ではピンがいし等が使用されていると書かれている
  • 鉄塔の腕から電線へ、お皿のような部品が縦に連なっている。この枚数を数えるのが観察のコツ
  • 個数は電圧の目安。厚生労働省 青森労働局の資料には参考として2万2,000Vで2〜4個、6万6千Vで5〜8個、50万Vで35個と示されている(例であり、地域や設備で違う)

よくある質問

がいしの数を数えると、送電線の電圧が分かるの?

目安としてなら見当がつくよ。関西電力送配電は、電圧が大きくなるにつれてがいしの数が多くなるので、数で見分けられると案内しているんだ。ただし厚生労働省 青森労働局の表も「参考」と書かれていて、地域や設備で変わるから、決めつけずに楽しんでね。

電柱についているがいしと同じもの?

仲間だけど、はたらく場所が違うんだ。中部電力の解説では、がいしは電線と鉄塔・電柱とを絶縁するためのものだと説明されているよ。電柱についているピンがいしは配電線用、鉄塔からぶら下がるがいし連は送電線用なんだ。

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