鉄塔・送電マニア級

配電用変電所

はいでんようへんでんしょ / 配電用変電所とは・配電変電所・6600ボルト・6.6kV配電線・6600V・送電用変電所との違い・街の中の変電所

安全メモ

公益社団法人 日本電気技術者協会は、電気設備技術基準の解釈で、屋外の発電所等に「さく、へいの施設」や出入り口への立ち入り禁止の表示が挙げられていると解説しています。「立入禁止」の掲示に従い、よじ登らず、敷地にも入らず、柵や塀の外から線の向きを眺めてください。九州電力送配電は「鉄塔や電柱に登ったり、変電所への立入りはやめてください」と呼びかけていて、これらの設備は触らなくても近づくだけで感電するおそれがあると案内しています。関西電力送配電は「タコ上げやラジコン飛行機遊びなどは、必ず電線のない所でしましょう」と案内しています。

でんチュン(電柱に住むスズメ)が安全を呼びかけているイラスト
でんチュンの顔アイコン

でんチュンの解説

変電所にもいろんな段があって、そのいちばん最後、キミの家の前の電柱にバトンを渡す係が配電用変電所だよ。中部電力の「変電所の種類」では「電圧を6,600ボルトまで下げ、配電線を通して一般の家庭に送ります」と説明されているんだ。どのあたりにいるかというと、九州電力送配電の電力系統の説明では、発電所、基幹送電線、変電所、ローカル送電線、配電用変電所、配電線という順。送電線の区間の終わりで、配電線の区間の始まりに立っているんだね。中部電力は「送電線を通って配電用変電所まで送られた電気は、電柱や柱上変圧器などさまざまな設備を通り、各家庭や工場へ送り届けられます」と説明しているよ。ここから先がキミの町だよ。関西電力送配電は、高圧配電線を電柱の高い位置に主に横並びに3本通っている電線で6600Vを運ぶものだと説明していて、柱上変圧器はそれを100Vまたは200Vに変える装置だと案内しているんだ。つまり電圧が下がるのは二段構え。100ボルトになるのは変電所ではなく、電柱の上の柱上変圧器というのが基本の流れだよ(設備の置き方は地域や場所で違うこともあるんだ)。くわしくは図鑑の「柱上変圧器」でも話しているよ。九州電力送配電は、配電用変電所の役割を、中小規模の工場や商業施設、住宅地などで広く使われる低い電圧(2万ボルト、6千ボルト)へ変えることだと説明しているよ。同じ会社の説明でも、2万ボルトと6千ボルトという二つの電圧が並べて挙げられているんだ。書き方も、6,600ボルトと書く会社もあれば6千ボルトと書く会社もあるんだ。線の向きを、柵の外から眺めてね。

図解

配電用変電所を線の向きで見分ける図。左から右へ電気が流れる正面図で、左端の鉄塔から入る線に「ローカル送電線(鉄塔から)」、中央には金網フェンスと「立入禁止」の表示の向こうに屋外機器を模式で描き「変圧器」の名札を一つ置く。そこから右へ伸びる線に「配電線 6,600ボルト(電柱へ)」と名札を付け、右端の同縮尺の電柱では高圧配電線3本、柱上変圧器、低圧配電線、引込線、家と順に名札が続く。下辺の目盛りは、6,600ボルトの段と100/200ボルトの段が別の場所で起きることを二つの段差で示す。上部の帯は発電所から配電線までの段の並びを九州電力送配電の説明にもとづいて示し、数字や呼び名が会社で違うことも注記している。
出典: 電柱図鑑オリジナル図解(公開情報をもとに作成)

見分けるヒント

  • 段の位置は「いちばん最後の変電所」。九州電力送配電の系統の説明では、発電所、基幹送電線、変電所、ローカル送電線、配電用変電所、配電線という順に電気が流れると案内されている。送電線の区間の終わり、配電線の区間の始まりにあたる(中部電力は、配電用変電所まで送られた電気が電柱や柱上変圧器などを通って各家庭や工場へ届けられると説明している)
  • 出ていく電圧は6,600ボルトが目安。中部電力は6,600ボルトまで下げて配電線で家庭に送ると説明している。九州電力送配電は、配電用変電所を、中小規模の工場や商業施設、住宅地などで広く使われる低い電圧(2万ボルト、6千ボルト)へ変える役割だと説明していて、一つの会社の説明でも複数の電圧が挙げられている(書き方や呼び名も会社によって違うことがある)
  • 電圧が下がるのは二段構え。関西電力送配電は、高圧配電線が6600Vを運び、柱上変圧器がそれを100Vまたは200Vの低圧に変える装置だと案内している。100ボルトになるのは変電所ではなく電柱の上だから、帰り道に電柱の上も見上げてみてね(目安。会社や地域で違うこともあるよ)

よくある質問

配電用変電所の電圧は何ボルトなの?

目安は6,600ボルトだよ。中部電力の「変電所の種類」でそう説明されているんだ。九州電力送配電は、配電用変電所が2万ボルト・6千ボルトへ変えると説明しているよ。送り先や会社によって、出ていく電圧や書き方が違うこともあるんだ。

送電用の変電所と配電用変電所は、何がちがうの?

受け持つ段がちがうんだ。中部電力の「変電所の種類」では、50万ボルトと27万5千ボルトを扱うのが超高圧変電所、その中間で各方面へ分配するのが一次変電所・二次変電所、6,600ボルトまで下げて家庭に送るのが配電用変電所と紹介されているよ。呼び名は会社で違うんだ。

関連する項目

参考にした公開情報

街で見つけたら記録しよう

見つけるのは、はなれて見上げるだけでOK