ずかん
がいし(碍子)
電線を支えつつ電気を通しにくくする、白や茶色の部品に注目します。
4件の見出し語
がいし(碍子)は、電線を支えながら電気を柱や腕金へ逃がさないための部品です。線と柱が接するところを見上げると、線をそのまま金属の腕金に載せるのではなく、間に部品を挟んで支えている様子が分かります。この一覧では、線を支える役割と、電気を通しにくくする役割を形から見ていきます。
見分けるときは、がいしの形と付いている場所を組み合わせて見ます。電線がまっすぐ通る柱ではピンがいし、線の末端や曲がり角では耐張がいしが手がかりになります。柱の低いところ、はしご形の金具に並ぶ小さなものは低圧引留がいし、斜めに張られた支線の途中に一つだけ入っている白い玉は玉がいしです。部品だけを切り取って眺めるより、線がどちらへ続いているか、どこで引き留められているかを一緒に見ると、それぞれの役割をつかみやすくなります。
「種類」を数えたいときに、いちばん確かな手がかりになるのが日本産業規格(JIS)です。配電で使われるがいしは、製品ごとに別々の規格番号が振られています。公式な書誌では、高圧ピンがいしが JIS C 3821、高圧耐張がいしが JIS C 3826、玉がいしが JIS C 3832、低圧引留がいしが JIS C 3845、ラインポストがいしが JIS C 3812 として紹介されています。名前が似ていても規格番号が違えば別の製品、という線引きです。業界団体が公開する電設資材の電子カタログでも、高圧ピンがいし・耐塩形高圧ピンがいし・高圧耐張がいし・玉がいし・低圧ピンがいし・低圧引留がいし・多溝がいしといった分類が、それぞれ独立して並んでいます。
送電鉄塔で電線をぶら下げる形のものは、懸垂がいしとして「鉄塔・送電」のページに置いています。電柱で見かけるがいしと比べるときも、線を支える場所と、線に対してどちらへ伸びているかに注目してみてください。設備には近づいたり触れたりせず、離れた安全な場所から図鑑の形と見比べます。
がいし(碍子)
玉がいし
たまがいし
電柱の支線の途中にある白い玉「玉がいし」を解説します。JIS C 3832 の磁器製の規格品であること、電線と接触するおそれがある支線には上部にがいしを挿入すると解釈が定めていること、支線ガードとの上下関係が分かります。
がいし(碍子)
ピンがいし
ぴんがいし
電線を支える白っぽい部品「がいし」の定番、ピンがいしを解説します。電気が柱や腕金へ逃げないよう隔てる役割、雨をはじく笠のような段々の形の理由、腕金の上に立つものが JIS C 3821 の規格品であることが分かります。
がいし(碍子)
低圧引留がいし
ていあつひきとめがいし
電柱の低い位置、低圧ラックに並ぶがいし「低圧引留がいし」を解説します。JIS C 3845 の規格品で、名前の似た高圧耐張がいし(JIS C 3826)とは電圧も大きさも規格番号も違うこと、白と青の色ちがいが分かります。
がいし(碍子)
耐張がいし
たいちょうがいし
電線の末端や曲がり角で見かける、連なった形のがいし「耐張がいし」を解説します。電線を強く引っぱる力を受け止める役割と、まっすぐ支えるピンがいしとの使い分けが分かります。