ずかん

がいし(碍子)

電線を支えつつ電気を通しにくくする、白や茶色の部品に注目します。

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がいし(碍子)は、電線を支えながら電気を柱や腕金へ逃がさないための部品です。線と柱が接するところを見上げると、線をそのまま金属の腕金に載せるのではなく、間に部品を挟んで支えている様子が分かります。この一覧では、線を支える役割と、電気を通しにくくする役割を形から見ていきます。

見分けるときは、がいしの形と付いている場所を組み合わせて見ます。電線がまっすぐ通る柱ではピンがいし、線の末端や曲がり角では耐張がいしが手がかりになります。柱の低いところ、はしご形の金具に並ぶ小さなものは低圧引留がいし、斜めに張られた支線の途中に一つだけ入っている白い玉は玉がいしです。部品だけを切り取って眺めるより、線がどちらへ続いているか、どこで引き留められているかを一緒に見ると、それぞれの役割をつかみやすくなります。

「種類」を数えたいときに、いちばん確かな手がかりになるのが日本産業規格(JIS)です。配電で使われるがいしは、製品ごとに別々の規格番号が振られています。公式な書誌では、高圧ピンがいしが JIS C 3821、高圧耐張がいしが JIS C 3826、玉がいしが JIS C 3832、低圧引留がいしが JIS C 3845、ラインポストがいしが JIS C 3812 として紹介されています。名前が似ていても規格番号が違えば別の製品、という線引きです。業界団体が公開する電設資材の電子カタログでも、高圧ピンがいし・耐塩形高圧ピンがいし・高圧耐張がいし・玉がいし・低圧ピンがいし・低圧引留がいし・多溝がいしといった分類が、それぞれ独立して並んでいます。

送電鉄塔で電線をぶら下げる形のものは、懸垂がいしとして「鉄塔・送電」のページに置いています。電柱で見かけるがいしと比べるときも、線を支える場所と、線に対してどちらへ伸びているかに注目してみてください。設備には近づいたり触れたりせず、離れた安全な場所から図鑑の形と見比べます。