ヘビと電柱

へびとでんちゅう / 電柱にのぼるヘビ・ヘビによる停電

安全メモ

電柱や電線の近くにいるヘビには近づいたり、触ったり、捕まえようとしたりしないでください。停電や設備の異常が気になるときは、電力会社など地域の窓口に連絡してください。

でんチュン(電柱に住むスズメ)が安全を呼びかけているイラスト
でんチュンの顔アイコン

でんチュンの解説

電柱にヘビ!?——じつはこれ、ぼくらスズメにとって、ちょっとドキドキする話なんだ。2021年6月には神奈川県鎌倉市で、電柱にヘビが絡まっていたのが原因で約1300軒が停電した、と報道されているよ。どうしてヘビは電柱にのぼるんだろう?ヒントは、電柱と鳥の関係を研究する「電柱鳥類学」の先生の公開記事にあるんだ。ぼくらスズメは、電線を支える腕金——中が空洞になっている金属の棒——の中に巣材を運び込んで、巣を作ることがある。そしてヘビは、その腕金のスズメの巣を目当てに電柱に登ってくる、と説明されているよ。アオダイショウのようなヘビは木登りが得意で、動物園の公開ページでも「主に鳥類やその卵、小型哺乳類を食べます」と紹介されている。卵やヒナのいる巣は、ヘビにとってはごはんのある場所。ぼくらにはヒヤヒヤの相手だけど、ヘビが悪者というわけじゃなくて、これも生きものの暮らしの一部なんだよね。問題は、電柱の上が電気の通り道だということ。長い体で2本の電線をまたいだり、電線に触れたまま腕金にも触れたりすると、ヘビの体に電流が流れて、停電の原因になってしまうと解説されているんだ。ヘビなどの小動物が電気設備に触れて、短絡や地絡といった事故につながることは、電気保安協会も公開ページで注意を呼びかけているよ。「2点に同時に触れると電気が流れる」——これ、「鳥と電線」のページで話した、ぼくらが1本の線の上なら平気でいられる理由の、ちょうど裏返しなんだ。送電の鉄塔でも、ヘビが支柱に巻き付いて登り、電線に触れてショートさせる被害が報告されていて、電力会社はヘビが登るのを防ぐ器具やカラス対策品を送電鉄塔や電柱に取り付けている、と報道されているよ。もし電柱や電線の近くでヘビを見かけても、触ったり、近づいたり、捕まえようとしたりしないでね。停電や設備の異常が気になるときは、近くの電柱番号札の番号をメモして、電力会社など地域の窓口に知らせてほしいんだ。あとはプロにおまかせ。それが、ぼくらみんなの安全ルートだよ。

図解

ヘビと電柱の模式図。腕金の中(空洞)などに作られたスズメの巣(卵・ヒナ)をねらってヘビが電柱をのぼり、長い体が2本の電線や電線と腕金に同時にふれると、電気が体を流れて停電の原因になることを示す。見つけても触らない・近づかないこと、ヘビよけの器具を付けている電力会社もあることを注記している。
出典: 電柱図鑑オリジナル図解(公開情報をもとに作成)

見分けるヒント

  • ヘビが電柱にのぼって、停電の原因になることがある
  • 腕金の中のスズメの巣を目当てに登ってくる、と説明されている
  • 見つけても触らない・近づかない。気になるときは地域の窓口に連絡を

よくある質問

ヘビはなぜ電柱にのぼるの?

腕金の中に作られたスズメの巣を目当てに登ってくる、と「電柱鳥類学」の先生の公開記事で説明されているよ。アオダイショウのようなヘビは木登りが得意で、鳥やその卵を食べる生きものなんだ。ヘビにとっては、ごはんを探すふつうの行動というわけだね。

ヘビでどうして停電するの?

長い体で2本の電線をまたいだり、電線に触れたまま腕金にも触れたりすると、ヘビの体に電流が流れて、停電の原因になると解説されているよ。1本の線だけなら平気でも、2点に同時に触れると電気が流れる——「鳥と電線」のページで話したしくみと同じなんだ。

電柱にヘビがいたらどうすればいい?

触らない・近づかない・捕まえようとしない、が約束だよ。停電や設備の異常が気になるときは、近くの電柱番号札の番号をメモして、電力会社など地域の窓口に知らせてね。あとはプロにおまかせで大丈夫。

ヘビよけの対策はあるの?

あるよ。ヘビが登るのを防ぐ器具やカラス対策品を、送電鉄塔や電柱に取り付けている電力会社があると報道されているんだ。電柱の鳥よけについては「鳥害対策器具」のページでも紹介しているよ。

関連する項目

参考にした公開情報

街で見つけたら記録しよう

見つけるのは、はなれて見上げるだけでOK