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電柱の移設・移動はどこに頼む?費用負担と流れの目安
最終更新: 2026-07-11/公開情報をもとに作成しています
駐車場の出入り口に電柱がかかっている、建て替えの計画に電柱が重なる——そんなとき、電柱は所有者(電力会社や通信会社)に依頼して移設してもらえる場合があります。このページでは、どこに相談すればよいか、費用は誰がどれくらい負担するのか、公開情報をもとに目安を整理します。
なお、車で電柱に接触してしまったなどの事故対応や損害賠償の話は、保険・法律の専門領域のため、このページでは扱いません。設備を傷つけてしまったときや破損を見つけたときは、まず電柱の所有会社の窓口へ連絡してください。
まずは相談先の特定から — 電柱の所有者を調べる
電柱には、電力会社が所有する柱と、NTTなどの通信会社が所有する柱があります。移設の相談窓口は所有者によって変わるため、最初のステップは「どの会社の電柱か」を確かめることです。柱に付いている電柱番号札に会社名が書かれています。
所有者が分かったら、その会社の窓口へ相談します。中国電力ネットワークのFAQでは、電柱の場所(住所)または電柱番号・移動の理由・必要な時期を知らせるよう案内されています。他の会社に相談する場合も、おおむね同じ情報を用意しておくとスムーズです。
費用負担の考え方 — 依頼者負担が原則とされる
自分の都合(敷地の使い方の変更など)で移設を依頼する場合、費用は依頼者の負担が原則とされています。中国電力ネットワークのFAQにも「移動にあたっては、お客さまに費用のご負担をお願いする場合があります」と明記されています。
一方で、状況によっては費用の負担がない、または軽くなるケースもあるとされています。負担の有無や金額は現地確認のうえで決まるため、「必ず払う」「必ず無料」と決めつけず、まず所有会社に相談して見積もりで確認しましょう。
費用の目安 — 資料によって幅がとても大きい
移設費用として公開されている金額には、資料によって大きな幅があります。全日本不動産協会静岡県本部に掲載されている資料では、電柱移設1本あたりおおよそ30〜100万円とされ、NTT通信ケーブルや支線の移設が加わるとさらに費用がかかる例が示されています。一方、不動産関連の解説記事などでは15〜35万円程度を目安として挙げるものもあります。
これだけ幅があるのは、移設先までの距離、電線の張り替え範囲、通信線・支線の有無、道路や地中の状況などによって工事の内容が大きく変わるためです。実際の金額はケースによって大きく異なるため、必ず所有会社の見積もりで確認してください。
期間の目安 — 数か月単位で考える
移設は、相談してすぐに実施されるものではありません。現地確認、移設先の調整、関係者や近隣への説明、工事日程の調整といったステップを踏むため、相談から移設の完了まで数か月かかることが多いとされています。
建て替えや外構工事などの予定がある場合は、スケジュールに余裕をもって、できるだけ早めに相談を始めるのがおすすめです。
敷地内での移設と、公道への移設の違い
同じ敷地の中で位置をずらす移設は、主に土地所有者(依頼者)と電柱の所有会社との間の調整で進みます。一方、敷地内の電柱を公道(道路上)へ出す移設は、道路管理者(自治体など)の許可が関係するため、希望どおりの場所に移せるとは限りません。
また、技術的な制約や移設先が確保できないなどの理由で、移設が難しいケースもあるとされています。「移せるかどうか」も含めて、まずは所有会社への相談から始めましょう。
このページで扱わないこと
車で電柱に接触した・擦ったなどの事故への対応、損害賠償、法的な紛争については、保険や法律の専門領域のため、このページでは扱いません。
事故で電柱や電線を傷つけてしまった場合や、設備の破損・傾きを見つけた場合は、まず電柱の所有会社の窓口へ連絡してください。切れた電線・垂れた電線を見つけたときは、絶対に触らず、近づかないでください。
よくある質問
電柱の移設は誰に頼めばいいですか?
電柱の所有者(電力会社または通信会社)です。電柱番号札に書かれた会社名で所有者を確認し、その会社の窓口へ、電柱の場所または電柱番号・移設したい理由・希望時期を伝えて相談してください。
電柱の移設費用は誰が負担しますか?
依頼者の都合による移設は、依頼者負担が原則とされています。状況によっては負担がないケースもあるとされるため、所有会社への相談と見積もりで確認してください。
電柱の移設費用はいくらくらいかかりますか?
公開資料には、1本あたり30〜100万円程度と示すものから、15〜35万円程度を目安とするものまで大きな幅があります。工事の内容によって大きく変わるため、必ず見積もりで確認してください。
移設までどのくらい時間がかかりますか?
現地確認や移設先の調整、近隣への説明などが必要なため、相談から完了まで数か月かかることが多いとされています。予定がある場合は早めの相談がおすすめです。
敷地内の電柱を道路に出してもらえますか?
公道への移設は道路管理者(自治体など)の許可が関係するため、希望どおりにならない場合があります。移設できるかどうかも含めて、所有会社に相談してください。
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参考にした公開情報
- 中国電力ネットワーク「よくあるご質問 電柱・電線等」(外部リンク・新しいタブで開きます)
- 全日本不動産協会静岡県本部 掲載資料「電柱1本の移設には以下の費用が必要となります」(PDF)(外部リンク・新しいタブで開きます)
- 不動産・住宅関連事業者による電柱移設費用の公開解説記事(15〜35万円程度を目安とする例)